システム開発は設計やテスト工程も大切ですが、肝心の開発を行う要となる職種がプログラマーです。プログラマーは開発するシステムやサービスの内容によって利用するプログラミング言語も異なるため、幅広い言語を扱えるとより仕事の幅も広がります。そしてプログラマーは、IT業界でエンジニアがおそらく最初に通ることが多い職種であり、そこからさまざまなキャリアが広がっていきます。それぞれの適性や希望によってプログラマーには多様なキャリアパスがあるため、代表的なものをご紹介します。
入社して3~5年程度プログラマーとしての経験を積むと「システムエンジニア」としての仕事を振ってもらえるようになります。システムエンジニアはシステムの設計工程を担当する職種であり、クライアントの悩みや要望を打ち合わせやヒアリングを通して聞き入れたりなど、コミュニケーション能力も求められる仕事です。プログラミングの経験が豊富にあるからこそ、クライアントの悩みや実現できる機能の有無を理解しているためシステムエンジニアとしてキャリアアップができるようになっています。システムエンジニアとして働いてしばらくすると、プロジェクトを取りまとめるプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといった管理職へのキャリアアップも可能です。
またプログラマーとの親和性がある職種としては、インフラエンジニアやデータベースエンジニアへのキャリアチェンジもよいでしょう。データベース言語やサーバーサイドのプログラミング言語を扱えるスキルがあれば、これらの職種も十分に務まります。